虹ヶ咲と作る「みんなで叶える物語」の始まり 〜1stライブ参加レポート〜

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live “with You"に参加してきました!! Day1現地、Day2LVでした。

そもそもラブライブのイベント参加が6月にあったAqoursの5th*1ぶり、現地参戦と言う意味ではAqours 4thぶり。

半年~1年近くラブライブイベントはご無沙汰状態で、かつ1stライブという記念すべき催しということもあり、めちゃくちゃ楽しみにしてました。スクスタのお知らせにあった通り、全キズナエピソード、メインストーリーともにコンプリートし、万全の状態で参加しました。

Day1の現地では、席は4階後方スタンドの最前列。もちろんアリーナとか低階層のスタンドで、かつなるべくステージに近い方が一般的には良い席なのかもしれないですが、個人的にはあたり席でした。高層・後方の席だとライブ会場全体が見渡せるので、キャストさんのパフォーマンスだけでなく、会場演出や他のファンの方の動きとか丸ごと俯瞰できるので好きなんですよね。

Day2のLVは前から4列目の一番端という最高の席でした。会場も大人しすぎずうるさすぎず、適度に盛り上がる感じが良かったです。

以下、セトリと感想です。ネタバレ注意。

セトリ

Day1
1. TOKIMEKI Runners
2. 夢への一歩
3. 開花宣言
4. ☆ワンダーランド☆
5. ダイアモンド
6. オードリー
7. あなたの理想のヒロイン
MC 1
8. 友 & 愛
9. めっちゃGoing!!
10. ドキピポ☆エモーション
11. テレテレパシー
12. My Own Fairy-Tale
13. 眠れる森に行きたいな
MC 2
14. Evergreen
15. 声繋ごうよ
16. Wish
17. Starlight
18. CHASE!
19. MELODY
MC 3
20. Love U my friends
E1. CHASE
E2. TOKIMEKI Runners

Day2
1. TOKIMEKI Runners
2. 夢への一歩
3. 開花宣言
4. ☆ワンダーランド☆
5. ダイアモンド
6. オードリー
7. あなたの理想のヒロイン
MC 1
8. 友 & 愛
9. めっちゃGoing!!
10. ドキピポ☆エモーション
11. テレテレパシー
12. My Own Fairy-Tale
13. 眠れる森に行きたいな
MC 2
14. Evergreen
15. 声繋ごうよ
16. Wish
17. Starlight
18. CHASE!
19. MELODY
MC 3
20. Love U my friends
E1. ダイアモンド
E2. TOKIMEKI Runners

個人的ハイライト

  • かおりん、あぐぽんコーレス忘れる
  • ともりるの振りについていけない観客 (フェスまでに要復習とのこと)
  • 間幕小芝居はスクスタのストーリー画面を踏襲。是非実装してほしい。(というか、右上にメニューを展開するためのボタンが表示されてたので、スクスタの開発環境上で作ったのではないかと邪推気味。。)
  • 個人的に大好きな開花宣言で開始直後に体力を持ってかれた
  • かすみん曲のコール超楽しい
  • オードリーとあなたの理想のヒロインでしずく(というかかおりん)にガチ恋気味
  • 愛さんの曲の一体感、めっちゃ気持ちいい
  • りなちゃん曲もコールめっちゃ楽しい
  • かなちゃんのステージでベッド登場、違和感ないことに驚き
  • エマの2曲目にキッズダンサー登場で一気に教育番組感満載に
  • その直後に果林先輩が深夜枠に引きずりこむ
  • せつ菜のシャウト、マジで痺れる
  • Love U my friends, サビの手の振りが大好き
  • アンコールの掛け声、「虹ヶ咲」にならず(Day1現地)
  • Day2 LV会場に熱狂的なかすみん推しがいて、アンコール投票で画面越しに全力アピール。その成果か、無事かすみんがアンコール(おめでとう!!)

所感と気付き

ラブライブプロジェクトの新しいチャレンジに溢れた1stライブだと感じました。Aqoursのライブ経験から、ライブタイトルになっている曲がアンコール含めたラストで歌われる傾向がある(Happy Party Train Tourは違ったが。。)ため、with Youを冠する1stライブでは意味が近いLove U my friendsが全体のラストの曲になるものだと思っていましたが、実際はメインブロックのラスト曲でした。アンコールは会場のブレードの色で投票する形式。Day1はせつ菜、Day2はかすみという結果に。 これ、ディスプレイに集計中という文字が出ていましたが、Day1では「なんだかんだで9人でアンコールするんだろ?」とゆとり全開の思考をしていたので、本当に一人だけが出てきたことに本当に驚きました。*2

虹ヶ咲は従来のラブライブプロジェクトとはあきらかに毛色が異なる展開をしています。グループの在り方が「9人1組グループ」から「9人9通り」に変わったことに起因し、シリーズ当初からあったマンスリー投票に始まり、最近だと1stライブのヘッドライナー総選挙やシングル総選挙まで、大小様々な投票が繰り広げられており、しかも投票の結果が個々のメンバーの活躍に直結しています。事実、シングル総選挙1位のかすみはソロCDが出せ、1stライブのヘッドライナーだったせつ菜はライブのトリという大役も努めました。

私は、実はラブライブというコンテンツで「投票」というものにほとんど参加してきませんでした。推しに活躍してほしいという想いも当然ありますが、基本箱推しということもあり、誰が一位でも楽しいから別にいいやというユルいスタンスだからです。

ですが、「投票される側」にとっては自分の担当メンバーを活躍させてあげられないということであり、「投票されないこと」はキャストの心を想像以上に抉っていたことを今回気づかされました。Day2の大西亜玖璃さんの「自分のせいで歩夢を活躍させてあげられない」というコメントに、「投票」が決める結果の重さを再認識させられました。

正直なことを言ってしまうと、今までこの「ただ一人が輝く」ために競わせるという虹ヶ咲プロジェクトのスタンスはラブライブらしくないなーという想いも若干ながらありました。*3

ですが、1stライブが終わり、虹ヶ咲からも従来から一貫した「ラブライブスピリッツ」の片鱗を感じることができて、少しホッとしました。

私は、歴代ラブライブコンテンツから一貫して「多様性」というコンセプトを感じてきました。代表的なのは、初代ラブライブならアニメ2期のハロウィン回での「私たちは今のままで十分個性的」という気付き、サンシャインであればアニメ1期の「ヨハネ堕天」での「好きなものを貫く姿が魅力的」というセリフでしょうか。どちらも「ありのままの自分でいることを相互に赦し・認め合う」ことを意味します。こうすることで、μ’sAqours共にチーム内での絆を確固たるものとし、それぞれの魅力につながっていました。

Day1の楠木ともりさんの「他の人の好きを認めながら自分の好きを主張することを率先したい」という発言、Day2の鬼頭明里さんの「投票で決まる結果がどんなものでも仲良くやっていきたい」という発言から、虹が咲プロジェクトならではの「多様性」の捉え方を感じました。投票で決まる「ただ一人」はもちろんその恩恵を受けるが、「ただ一人になれなかった人」を否定するわけではなく、「ただ一人」も「それ以外の人」も互いに尊重し認め合う。虹ヶ咲が見せてくれる、示してくれる「多様性」とはきっとそういうコンセプトなのだと思います。

正直、理想論だと思います。μ'sやAqoursが見せてきた「利害関係が一致しているグループ内での多様性」ではなく、「相互に利害が一致しない人同士の多様性」という、より現実的な色を帯びており、現代社会においてあらゆる国や組織が実現できていないことの一つだと思っています。

しかし彼女たちは、自分たちが率先すると言いました。つまり、彼女たちだけでなく、我々も同じ精神性を持つことではじめて実現するコンセプトなのです。まさに「みんなで叶える物語」なんですね。*4

アニメ化も決まった虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が目指す理想がどのように広がっていくのか、どのように一緒に広げていけるのか、とても楽しみです。

*1:しかも出張でDay1のLVしか参加できなかった

*2:このあと、動画(画像?)から誰が一番投票されたのかを集計する技術の方に思考がトリップしてしまい、アンコールあまり集中できなかったです笑

*3:自然界のあらゆるものは変化するものなので、無思考で変化を受け入れようとしていましたが。。

*4:とりあえず、LV会場にいた熱狂的かすみんファンにアンコールおめでとうと言えて良かったです。